2017年12月11日月曜日

教員の新著紹介




20171218日に大岩直人さんの著書が出版されます。


 おとなのための造力開発ドリル 
「まだないもの」を思いつく24のトレニング 
(下浜太郎との共著)
インプレス

著者からの一言:世の中にクリエイティブ発想本は数多くありますが、そのほとんどは表現や伝え方のクリエイティブについて語ったものです。この本は、表現に至る手前の(あるいはその先の)モノの存在価値そのものを見つめ直すためのドリルです。メディアと表現を一体で考えられるようになるためのドリルです。


2017年12月5日火曜日

名物ゼミ紹介 vol.1 西垣ゼミ



 コミ部は、東経大4学部の中で、唯一、卒論・卒業制作が必修なので、コミ部生は2年生から自分の興味のあるゼミを選択し、教員やゼミの仲間と、授業や課外授業、時には飲み会やゼミ合宿を通して、専門的な知識や人間関係などの様々なことを学んでいきます。
コミ部にはどんなゼミがあるのか、少しずつ紹介していきます。

 まず紹介するのは、2016年度のベストティーチャー、ゼミ部門1位の西垣通先生のゼミです。西垣ゼミでは、先生が提示するトピックについて、日本語と英語のディベートを行いながら、英語力とともに様々な社会問題についての理解を深めていきます。

 
 
 ゼミでは、4週間で一つのテーマを取り上げます。1週目は日本語のディベートの準備として、自分たちの理論や想定される相手からの反論への対応などを練り、2週目は日本語でのディベートを実施。3週目と4週目は、日本語で行ったものを英語でディベートし、それに対する先生のコメントを受けて、レポートにまとめて提出するスタイルです。ディベートに際して、ゼミのグループを4つに分けますが、留学生やグローバルキャリアプログラムの学生など、英語が得意な学生を必ず1名は各グループに振り分けて、学生が協力してディベートに取り組みます。

 ゼミ生は、「時には自分の意見とは反対の意見のグループになってディベートをすることもある。最初は戸惑ったが、違う立場からのものの見方や多様な考え方を学ぶことができた。」、「とにかく英語の運用力が上がる。相手を納得させるために必要な材料や言い方を仲間と協力して考え、発表することができる。」、「社会問題に対する知識が深まるし、それに対する自分の考え方ができていく。」、「硬そうなゼミに見えるかもしれないけれど、実際はこういったディベートの準備を和気あいあいと仲間と協力して取り組んでいる」といった印象を述べています。

 今年度のトピックは以下の通りです。
 ・外国人労働者の受け入れの是非
 ・税の是非
 ・美容スポツ整形の是非
 ・死刑制度の是非
 ・スタプレの高額報酬の是非
 ・成果酬と年功序列

 この中で、今年度、学生に人気のトピックは「外国人労働者の受け入れの是非」と「成果報酬と年功序列について」でした。
 
西垣先生に、ゼミについて聞きました。

●西垣先生はどのような考えに基づいて、数ある時事問題の中からこれらのトピックを選んでいるのか?
「学生さんたちが現代社会で今後向き合うことになる大事なテーマや、いま国内外で問題になっているテーマが対象となります。ただ、興味の無いものは困るので、まず私が幾つかのテーマを候補として示し、ゼミ生が投票して、その中から人気のあるテーマを選んで討論することにしています。」

●先生からみた学生はどうですか?
「大半のゼミ生はディベートの経験が無いので、初めは発言に消極的な人が多い。でも、ネットを検索したりグループで話し合ったりしているうちに、だんだん問題意識が高まってきます。英語のディベートは日本人にはなかなか難しいのですが、日本語から英語へと段階を踏んでいくことで、やりやすくなります。英語による発言は、多少不完全でも、ともかくコミュニケートできるようになることをめざしています。場数を踏んで体で覚えなくてはならない点は、スポーツと似ているでしょう。その意味で、教える側としては、テニスのコーチングにも重なる部分があるかもしれません。」

●先生はゼミを通して、学生にどんなことを学んでいってほしいと考えていますか?
「ゼミ生には、相手を上手に説得する技術を習得するだけでなく、いろいろな社会問題について、論理的に、多角的に考える習慣をつけてほしい。そうすれば、自分だけの狭い考えにとらわれず、多様な相手の立場を理解できるようになります。とくに、欧米など外国人と日本人との思考方法や価値観の違いに、学生さんが具体的なテーマを通じて気づいてくれると嬉しいですね。21世紀はグローバリゼーションの時代なのですから。」

(文 遠藤愛)
                                 

2017年11月23日木曜日

コミュニケーション学部ゼミ発表会


1118日(土)恒例のコミュニケーション学部ゼミ発表会が行われました。

 

コミ部では2年生からゼミに所属し、4年生での卒業研究・卒業制作に向けて、少しずつ準備をしていきます。
そこで、主に1年生に向けてゼミに対する理解を深めてもらうために、
  ゼミではどんなことを学ぶのか?
  どんな雰囲気で進められているのか?
  具体的には何を課せられるのか、あるいは何ができるのか?
 などなど、各ゼミのゼミ生が個性豊かに自分たちのゼミを紹介していきます。

 


ゼミでの学びは高校までにはあまりみられない形態なので、最初は戸惑う学生もいるかもしれませんが、ゼミを通して専門的な知識を得るだけではなく、学生生活の基盤となる人間関係を築く学生も大勢います。

自分にはどのゼミが向いているのか、それぞれのゼミにはどんな特徴があるのか、聞く側も目的がはっきりしているので、普段の授業よりも熱心に聞いている学生もいたかも(???)



 


当日のプログラムは先に紹介しましたが、コミ部のゼミはとても多彩です。
ゼミ発表会はコミ部の1年生以外も参加できます。コミュニケーション学部に興味のある方は是非、足を運んでみて下さい。

 

2017年11月7日火曜日

学問のミカタ 履歴書に書けないキャリアのお話




コミュニケーション学部の小山です。
私は「組織コミュニケーション論」のほかにも、「キャリアデザイン入門」や「キャリア開発論」などキャリアと名前のつく授業も担当しています。写真は、コミュニケーション学部1年生用の「キャリアと学びのプランシート」です。(「アカデミック・コンパス」は教務主任の佐々木先生がご担当。)


高校生の皆さんが「キャリア」と聞いて連想することは何でしょうか?もしかすると「就職」や「キャリアアップ」という言葉が頭に浮かんだかもしれません。こうしたキーワードは「外的キャリア」に関連するものです。外的キャリアとは、分かりやすく言うと「履歴書」に書けることです。履歴書は、就職活動や転職活動の時に応募先企業に提出する書類のことです。履歴書には、学歴、勤務先企業、役職、主な担当業務、保有資格などを記載します。ですから、高校生の皆さんにも、すでに外的キャリアがあるわけです(例えば、●●高校●●科入学、英検●級取得など)。

 でも、今日はこういった履歴書に書ける外的キャリア「ではない」ことを話します。それは「内的キャリア」と呼ばれるもので、皆さんの内面にあるキャリアのことです。内面にあることですから、履歴書に書くことはできません!(ちなみに、採用面接ではむしろ内的キャリアを説明することが求められます。)
 内的キャリアの研究領域は「キャリア心理学」と呼ばれる分野になります。そして、内的キャリアには大きく3つのモデルがあると言われています。(モデルは「考え方」くらいの意味合いで捉えてください)

 1つ目は「マッチングモデル」です(図1)。「自分の価値観・能力」と「仕事内容・必要能力」をマッチング(適合)させるという考え方です。Will(やりたいこと)、Can(できること)、Must(すべきこと)が重なるような仕事をしたいと思っている人がいるかもしれません。これは、マッチングモデルの考え方なのです。WillCanを「自分の価値観・能力」、Mustを「仕事内容・必要能力」と置き換えれば、WillCanMustをマッチングさせていることになりますよね。
 実は、マッチングモデルは、キャリア心理学研究のかなり初期に登場した考え方です(発端は1900年代初頭とも言われています)。したがって、仕事内容や仕事に必要な能力が大きく変化する現在、「自分の価値観・能力」と「仕事内容・必要能力」のマッチングを実現させることが容易ではないという問題点があります。

1 マッチングモデル

 2つ目は、「発達モデル」です。発達心理学がベースとなっている考え方です。人間の成長発達段階に応じて課題に順次直面し、その課題を乗り越えることで内的キャリアが発達するというものです。例えば、スーパーという研究者は、人生を5段階に分けて、それぞれの段階での成長課題を指摘しています。
 発達モデルは、マッチングモデルとは異なり、個人の成長が前提とされています。ただし、ここでの成長は、長い人生の中で数回生じる大きな成長のことです。もちろん、その視点は重要なのですが、これだけ仕事環境の変化が激しい現在では、もっと頻繁に自己成長・自己変容していくことが必要になります。

そこで登場したのが、3つ目のモデルです。様々な呼び方がありますが、ここでは「スパイラルモデル」と呼びたいと思います(図2)。仕事の変化、仕事で求められる能力の変化、たとえそれが予想外であったとしても、その変化を通じて自分の価値観や能力を拡張させていくという考え方です。スパイラルモデルは本人の努力はもちろん必要ですが、それだけでは限界もあります。そこで、支援者が必要となります。実は、国としても、20164月から「キャリアコンサルタント」を国家資格化して、キャリア支援の専門家を増やそうとしています。

図2 スパイラルモデル

ちょっと難しい話だったかもしれませんが、お伝えしたかったのは、「外的キャリアがすべてではない」ということです。変化の激しい現在では、企業合併や新規事業など、予想外の外的キャリアとなることは十分考えられます。ですが、スパイラルモデルの考え方によれば、与えられた環境において、内的キャリアを成長させることが可能です。激動の時代にキャリアを歩むことになる若い皆さんには、外的キャリアの変化に一喜一憂せず、どんな状況でも内的キャリアを成長させていってほしいと願っています。

2017年10月30日月曜日

2017年度ゼミ発表会を開催します

今年度も恒例のゼミ発表会を2017年11月18日(土)に開催します。
2017年度コミュニケーション学部ゼミ発表会
●2017年11月18日(土)15:15-17:30
●6号館3階 F307/F308
 
ゼミの活動と成果をご紹介します。


F308(第1会場) F307(第2会場)
15:15-15:20  開会あいさつ   ←
15:25-15:40 【小山ゼミ】組織内コミュニケーションの研究 【阿部ゼミ】コンピュータ
プログラミングの学習と実践
15:40-15:55 【駒橋ゼミ】駒橋ゼミの紹介 【小林ゼミ】訪日観光客から見た日本文化
15:55-16:10 【大岩ゼミ】ひとと違う考えカタチにできるようになる、ためのゼミ 【遠藤ゼミ】コーチングを学んでます

休憩(10分) 休憩(10分)
16:20-16:35 【柴内ゼミ】柴内先生とゆかいなゼミ生〜メディアコミュニケーション研究ゼミの紹介 【千葉(松永)ゼミ】グローバル文化移民
16:35-16:50 【北村ゼミ】北村ゼミでの活動紹介と研究報告 【光岡ゼミ】現代アートと雑誌制作
16:50-17:05 【北山ゼミ】距離の近さが売りのゼミ 【大榎ゼミ】6号館地下1階で行われる表現研究
17:05-17:20
【佐々木ゼミ】正しいメディアの使い方

【西垣ゼミ】日本語と英語のディベート


17:25-30       まとめ