2016年7月28日木曜日

「夏の夜の夢」で、シェイクスピア没後400年!


 せっかくだから、記念すべきシェイクスピア没後400年にあたる今年の夏は、シェイクスピアをちょっと体験してみませんか。

 シェイクスピアの「夏の夜の夢」(A Midsummer Night’s Dream)の「夏」(Midsummer)は夏至のことだ、などと無粋なことは言わず、『夏の夜の夢』を観て、読んで、楽しみながら夏を過ごしてみるのも悪くない。

 シェイクスピアはどれもそうだが、できれば「シェイクスピア初体験」は舞台から始めるのが一番。

 ちょうど8月(4日-21日)には、劇団「柿食う客」が「女体シェイクスピアシリーズ008」として、「艶情☆夏の夜の夢」を上演します吉祥寺シアター

 すべての役を女優が演じるこのシリーズは、その発想の豊かさと舞台の美しさに驚くことばかりで、特に高校生のみなさんならば、シェイクスピアはもちろん、演劇の面白さや楽しさを十二分に満喫できるはずです詳しくは劇団のサイト:http://kaki-kuu-kyaku.com/next.html)

 うれしいことに、学生向け、高校生向け料金が設定されています。

 学生 2,600円、なかよし学生割り 1,800円。高校生 1,800円、なかよし高校生割り 1,000円。

 舞台を観たら観なくても)、今度は映画を観てみましょう。

 マイケル・ホフマン監督「真夏の夜の夢」。


 森の中で妖精たちが巻き起こす奇想天外な出来事の連続に、二組の恋人たちはどうなるのか、少しハラハラしながら、でも笑いながら楽しめるのが、1998年のアメリカ映画です。

 シェイクスピアだからと言って堅苦しく考えないで、字幕でも吹き替えでも良いので、近くのレンタルの店で借りてきて、夏の夜を過ごしてみてください。

 さて、舞台や映画を観て、面白いかもしれないと思ったら、今度は実際に読んでみるとよいでしょう。

 少し大きめの本屋さんに行けば、たいてい2、3種類の「夏の夜の夢」が置いてあります。図書館ならば数種類はあるはずです。そうすると、どれがよいのか悩みそうですが、これは100%好みの問題。最初の2、3ページをパラパラっと読んでみて、読みやすいと感じたものを選びましょう。

 舞台や映画を観た後で読んでいると、今読んでいる場面がどんな風に演じられていたのか思い出すことがよくあります。舞台や映画を作る人たちの想像力と創造力に改めて感心することもあるでしょう。同じセリフや場面でも、いろいろ解釈できることを実感するかもしれません。

 そう、答えは一つではないのです。読む人によって作品の印象も変わって当たり前。あなたの感想は、ほかの人と違うかもしれないけれど、そんな違いを友人や家族と共有することも、シェイクスピアを観たり読んだりすることの楽しみの一つです。

 次のシェイクスピアのお祝いは生誕500年にあたる2064年です。かなり先の話になります。せっかく没後400年にあたる2016年に生きているのですから、今年はシェイクスピアの「夏の夜の夢」を楽しむ夏にしませんか。

 翻訳のお薦めは次の3冊。
・河合祥一郎訳(角川文庫
・松岡和子訳(ちくま文庫
・小田島雄志訳(白水社
(南 隆太)

2016年7月24日日曜日

「ポケモンGO」と「複数の現実」


 ポケモンGOの配信された7月22日は、広告論の授業の最終回。たまたま、「物語の力」というテーマでした。携帯電話のCMが、「犬のお父さん」や「桃太郎」など、物語によるキャンペーンをしていることを取り上げるつもりだったのです。

 ですが、急遽、テクノロジーによる物語生成の話も加えました。

 VR(ヴァーチャル・リアリティ)は、人工現実を作り出す方向です。AR(オーグメンテッド・リアリティ)は、拡張現実といわれ、現実世界に情報をつけ加えることで、リアリティを広げます。

 VRだと別世界に没入しますが、ARは「こちら側の世界」を拡張するという感じです。ポケモンGOは、プレイヤーのいる場にキャラクターが表れるので、ARともいえますし、ARよりも大胆にVRを取り入れて、現実の世界と仮想の世界がとけあうMR(ミクスト・リアリティ)、つまり、複合現実とも評されるようです。

 ただ、授業では、ポケモンGOよりも、カンヌライオンズという広告祭で、2016年の銀賞を取ったロッキード・マーチン社による「火星探検バス」 (The Field Trip To Mars) のCMに学生の反響がありました。 

 学校のバスで校外学習に出かけます。これは、ほんとのリアルな世界。しかし、画面では、バスの窓が変化して火星の世界が外部に見えるのです(CMの中だけではなく、実際に)。遠く離れた惑星の仮想世界が展開します。ゴーグルをつけたりするのではなく、スクールバスごと「向こう側の世界」に連れて行ってくれるのです。

 これは、同社による教育イベントとして行われました。バスが街を走る道筋と、火星上での画像の動きは、一致するようになっているので、まさに火星探検の雰囲気があります。子供たちの興奮する声がバスの中に満ちていました。ちなみにロッキード・マーチン社は、2028年に火星を周回する軌道上に宇宙基地を作ると、5月18日に発表しました

 これからの商品、空間、イベントは「複数の現実」をどのように組み合わせてコミュニケーションするのかというリアリティ・デザインが求められる……。広告論の授業は、こういう結論で終わりました。

 翌日、静岡へ講演に行きました。東経大の卒業生の会が行われたのです。静岡駅から会場へ行く途中に、小梳(おぐし)神社という古い神社があります。祭神は、スサノオノミコトとクシナダノヒメ。徳川家康にも因縁のある神社で、駿府城の守護神でもあるとか。

 その神社では、20人ほどの男女が、スマホを手にポケモンGOをしていました。「ゲット!」と騒いでいる人もいます。

 不思議な気持ちになりました。スサノオの神話、家康にまつわる逸話、ポケモンの物語が、夏の神社に重層的に存在していたからです。もちろん、そこには、神社の隅に寄り添う浴衣姿のカップルの恋物語も重なってきます。

 いままでも、場所や空間には、重層的な物語の歴史があります。でも、そこにテクノロジーの力で、ありありとした「もうひとつの物語」が「現在進行形」で加わるのです。

 ポケモンGOをやりながら、思わず、入ってはいけない施設に迷い込む人も出ているとか。VR、AR、MRが生み出していく「複数の現実」の中で、どう振る舞っていけばいいのか。これからの私たちの課題でもあるのでしょう。
(関沢英彦)

2016年7月17日日曜日

【学問のミカタ】なつのいちにち

【学問のミカタ】地球というメディアの夏イベント

 毎週、川べりを走っていると、季節の巡りに敏感になる。みどりが濃くなって、遊歩道に草が伸び、やがて、まっさおな空に入道雲が現れる。夏がやってきたのだ。

 絵本『なつのいちにち(はた こうしろう著、偕成社刊)は、太陽のふりそそぐなか、クワガタを追いかける「ぼく」が主人公である。絵本を手にした人は、懐かしさを感じるだろう。暑い夏の思い出がそこにある。

 といっても、わたしの場合は、幼い頃、捕虫網をもって走ったことはない。夏休みの宿題は、植物採集でかんべんしてもらっていた。「虫を採ってしまうのはおかしい」といった理屈をこねていたはずだ。たんに虫にさわるのがこわかっただけだと思うが。

 いま、こうして川の道を走っていると、葉という葉は、夏の日差しで輝いている。ちょうどこの絵本のように。空の色も、コバルトブルーである。幼稚園の頃、神戸の須磨浦海岸で暮らしていたが、海の色は、この絵本の表紙のようにフレンチブルーであった。


はた こうしろう『なつのいちにち』偕成社

 大学に入った頃、突然、地下鉄の駅で、自分がラウル・デュフィの青が好きなのは、須磨浦海岸に育ったからではないかと思い当たった。夏休み、神戸に出かけていった。駅からの急坂を上りながら、振り向くと、確かにフレンチブルーの海があった。

 地球は公転している。23.4度の傾きをもって、北極側が太陽に向かうとき、北半球に夏が来る。大気は、赤道付近から上昇して極に下降する。そこに、地球の自転が加わる。大気の対流はこみいったものとなる。

 絵本『なつのいちにち』に描かれた夏の風景は、地球というメディアが、灼熱の太陽を借りて見せてくれる季節イベントのようにも思えてくる。俳句というものは、巨大な地球メディアのメッセージを受け止めることばのグラブなのかも知れない。季語を通して、わたしたちは、回転する地球と交感している。

 恐らく東京で小学校に入った頃だと思う。寝そべって、本を見ながら、パンをかじっていた。窓の外には、夏の空が広がっていて、「ああ、これ以上、何もいらない」というほど、幸せを感じたことを覚えている(ということは、やはり、クワガタを採りにいくよりも、好きな本といる方が好きな子だったのか)

 先日、広告論の授業で『なつのいちにち』を使ってみた。「夏が近づく頃、この絵本の駅貼りポスターが掲載されるとして、キャッチフレーズを考えよ」という課題であった。

 若い親向けのキャッチフレーズとしては、「子供は夏に育つ」「夏は知らぬところで息子を成長させる」「6歳の夏は1度だけ」「その一日は一生の思い出になる」といった「人生におけるひと夏」の得難さを語るものが多かった。一方、「ネットやテレビじゃわからないことを教えます」「デジタルじゃないよ アナログさ」「クーラーの下より、太陽の下に連れだそう」など、いまの時代を批評するコピーもあった。

 孫のいる祖父母向けコピーとしては、「あなたの夏を思い出す」「孫があなたと過ごせる夏をまっています」「孫に伝えたい、あの頃の夏休み」「孫と一緒の夏は、あと何回……」「虫かごに夏をつめこんで」などが優秀作品になった。「ひざのうえで心を育てる」というコピーは、絵本すべてで使えそうである。



 絵本は、小説以上に生きることの原型を教えてくれるのかも知れない。世間のしがらみとは無縁な、地球の上に登場して10年とたたない人々に、躍動するこの世界を感じさせる。『なつのいちにち』は、コバルトブルーの空のもと、ただ、それだけで、この地球の上にいることは素晴らしいと伝えているのだろう。
(関沢英彦)

【学問のミカタ】7月のテーマは「夏」
・経営学部 暑い季節の悩みは何ですか?
・コミュニケーション学部 なつのいちにち
・共通教育センター だめよ〜だめだめ、サンゴの移植でさんご礁は復活しないの
 来月は「会社」です。


2016年7月12日火曜日

お料理と勝負!気合を入れて@身体表現

メンバー、真剣なまなざし
蝉が鳴いてます。そして連日すでに猛暑。

【勝負食2016】→http://rieko.jp/lab/?p=11297
料理も身体をつくる大事な表現だと考えています。食材を活かし、包丁と頭を使い、おいしく仕上げて皿に盛り付けます。

【ワークショップ中村座】
2016年度前期も数回を残すところです。毎回、古武道を学び新たなアートを模索するスタジオから、学外へ向かいます!
7月7日七夕、めざすは、『1人1人ご自分で作り上げる・磯村みよ子の花嫁お料理学校』です。
磯村先生ご自身、居合、剣道、杖道に通じた武女でもいらっしゃいます。


「お料理と勝負!気合を入れていらしてください。怖い先生ょ。とも伝えてください。笑」

  • 素材を観察、処理する、仕込む
  • 修業!お約束のキャベツ千切りは、切ろうと思わず、「1,2、1,2」のリズムが大事
  • 隠し包丁の入れ方各種、料理のコツてんこ盛り
  • 焼く、揚げる
  • 時間の流れやタイミングを計る、材料も正確に量る 料理も間と間合いが肝心
  • 盛りつけのバランス、そして実食、後片付け…

今回のメニューは、庶民的で日常的によく食べられる内容のものを(あえて)提案いただきました。

詳細ページ更新中・・・彼らが捉えた1)料理のコツそして、 2)未来の勝負食を妄想中です。

ご期待ください!


ところで、【東経大発@勝負食】を発見!

大学ニュース:「カルシウムが"ほうれん草の57倍"の植物・からむしでつくった和菓子~…」

  「笑福」、かなり”勝負食度”高いですよね。
食べてみたい!特設会場に行ってみました。貴重な「笑福」残り4個をおとな買い!w。

経営学部・北村真琴ゼミのみなさんが関われてるとのことで、記念撮影!

2016年7月9日土曜日

「30歳の自分」から考えるキャリア

「キャリア開発論」担当の小山健太です。

 授業では、キャリア心理学のさまざまな理論を学習します。でも、そもそも「キャリア」とは何でしょうか。よく聞く言葉ですが、その定義を考え始めると何だかモヤモヤしますね。「キャリア開発論」の授業では、さまざまな研究者の定義を複数紹介したうえで、次のように説明しています。
キャリアとは、(1)個人の生涯(過去・現在・未来)にわたるもの、(2)仕事に関連して認知・意味づけするもの、(3)自分らしさの発揮・自己成長が含意されるもの。

 つまり、キャリア心理学というのは難しい本の中だけの話ではなく、本来は、私たち誰もが経験している、とても身近なものです。でも、大学生がキャリア論を学習するときには、1つの難しさがあります。それは、学生は仕事経験がなく、もしくはあってもアルバイトなど非常に限定的なものであるため、キャリアを身近なものとして考えづらいことです。

 そこで、6月28日の授業では、ソニー生命保険株式会社にご協力いただき、『ライフプランニング授業〜30歳の自分を考えよう〜』を実施しました。ソニー生命のライフプランニング授業は、経済産業省第4回キャリア教育アワード最優秀賞(経済産業大臣賞)を受賞しています。

 ライフプランニング授業の特徴は、お金という観点からシミュレーションしながら、キャリアを具体的に考えられることです。

 今回は4人家族を例にシミュレーションしました。家族構成は、会社員の東経太郎さん(30歳)、専業主婦の東経花子さん(30歳)と、まなぶ君(1歳)、あかりちゃん(0歳)です。

 ライフプランのいくつかの項目は、学生の意見で決めていきます。今回の設定は「教育費」は2人の子どもがともに私立大学(文系)に進学、「住まい」は国分寺に戸建てを購入、「自動車」はファミリータイプを購入、「家族旅行」は毎年の国内旅行ということになりました。

 そして……、シミュレーション結果は、なんと生涯で大幅な赤字に!! そこで、さまざまな見直しをしていきます。妻が仕事をしたり、旅行に行く回数を減らすと、収支を大きく改善することができました。

 最後に、講師の濱﨑氏から、人生を計画することの重要性と同時に、夢を持ち続けることの大切さについてお話しいただきました。

「お金のために働く」ということでは息苦しすぎます。でも、お金のことを考えずにキャリアをつくっていくこともできません。お金という観点から現実的・客観的にキャリアを考えることで初めて、有限な資源をもとに自分らしいキャリアを創造していくことができるのだと思います。

 学生からは以下のような感想があり、自分のこととしてキャリアを考えるキッカケになったように思います。その具体的なイメージをもとに、キャリア心理学の諸理論について、より一層理解を深めていってほしいと思います。
「自分の将来について、今までは何となくしか考えていませんでしたが、今日の授業で具体的に想像がつきました」
「人生にはいろいろな選択肢があり、どれを選ぶかによって必要なお金も異なり、それによって人生は大きく左右されるので、その選択はしっかりしないといけないと思いました」
「自分の親もさまざまなことを考えたうえで、選択をし、私を大学に出してくれたと思うと感謝の気持ちでいっぱいになった」
「持ち家」か「借家」か、学生の意見をもとにシミュレーション

ソニー生命保険株式会社の濱﨑祐一氏

2016年7月2日土曜日

身体表現ワークショップ「パントマイムことはじめ」

前記事に引き続き「身体表現ワークショップ」のご紹介です。

体表現ワークショップは毎年4コマ開講されています。今年度は、池宮先生の「Musicking」、中村先生の「杖道(じょうどう)とアート」、大榎先生の「ライブを作る」(後期開講)。そして、これからご紹介する「パントマイムことはじめ」です。

イムを指導してくださっているのは「空間の詩人」こと清水きよしさん。昨年度のワークショップでも、最後の3回を担当いただきました。今年度は全回、マイム。

週火曜日午後、20名の受講生が2時限つづけて、身体と気持ちを動かしています。

「四季」を表現する課題のあとで、清水さんの講評を受ける学生たち(6月28日)

て授業も残すところ、あと3回となりました。最終回は発表会が待っています。そんななか、清水さんに、授業の感想とメッセージをいただきました。ご紹介しましょう。
 いつもは、主にパントマイム役者を目指す人や演劇関係の人たちに指導することがおおいので、今回のようにほとんどの人が演劇とは縁がなかった学生さんたちを対象とした講義は、何かと戸惑いながらの日々です。
 どうすれば興味を持ってもらえるだろう、どういうことを伝えればいいだろう、専門的なことを言っても理解してもらうのは難しいだろうな……など、試行錯誤の日々ですが、反面これまでにできなかったことや新たに思いついたことを、受講してくれた学生さんたちと試すことができる貴重な時間でもあります。
 パントマイムを演じることは、観客、スタッフ、共演者とのコミュニケーションそのものです。そしてそれぞれの間に「信頼」がなければ、気持ちや意志は通じ合わないと言っていいでしょう。
 残りわずかとなりましたが、授業をとおして若い学生さんたちと〈信頼〉関係を結べることができればと願っています。
清水きよし

は、受講生は? 学生たちにも授業の感想を書いてもらいました。以下のように、それぞれ多様な経験をしています。マイム、そしてこの授業には、いろいろな顔がある、ことを再認識させられました。
・ふだんできない体験を授業として学ぶことができて、とても貴重な体験をできていると実感しています。(こいけ)
・その道のスペシャリストの人の話を聞くということにとても希少性を感じます。少人数の授業で、学生と先生の距離も近く、とても楽しく授業を受けています。(いちかわ) 
・言葉を使わないで、身体のみで何かを伝えるということはすごく難しい。言葉を使わない伝言ゲームでは、自分の伝えたいことと相手の受け取ったことが食い違ってしまうことが多かった。私は、この授業を通して言葉というものの偉大さを実感した。(やまおか) 
・これまで一切縁のなかったパントマイム。ふだんあまり動かさない身体の部分や筋肉を使って何かを表現するのは、奥深くて難しい。だが、それは楽しく、その魅力に引かれた。ちょうどいい運動にもなり、頭で考えながら身体運動ができる。(はぎわら)
・自分の身体は知っているようで知らないことばかり マイムはそれを知れる‼(かねこ)
・ふだん目にしているものや何気ない行動を、言葉や物を使わないで表現することは難しいですが、グループで話し合ってどう表現するのかを決めるのがとても楽しいです。授業の初めにゆっくり時間をかけてストレッチをするので、この授業の後は身体がほぐれて軽いです。(えがわ)
・私は、この授業がなかったらパントマイムについて学ぶ機会がなかったと思っています。身体のほぐし方や動かし方、パントマイムの技術の基礎、どのように見せたら人を魅了することができるのかなど、さまざまなことを学ぶことができました。パントマイムは言葉を一切使わずに身体だけで表現し、人に何かを伝えて行くもの。これが身体表現するということなのだなと思いました。(おくだ)
は身体あってこそ。その意識的経験をめざして、この授業を企画しました。学生たちの感想を見ると、いい線いっているようです。清水さんの協力あればこその授業。この場を借りて、お礼申し上げます。

アやグループの練習で人数が足りないときがあります。待ってました、と私の出番。
(川浦康至)
しまいに、本授業のシラバスをご紹介します。

【授業内容】
 パントマイムは古代ギリシャで生まれ、長い歴史のなかを経て現在に至ります。身振り表現は言葉と並んで、伝達の重要手段です。しかし、必ずしも重要視されてきたとは言えません。身体性を伴わない言葉は人に届くでしょうか。
 マイムは言葉を伴いませんが、実は言葉と切っても切れない関係にあります。本ワークショップでは、身体を動かす中で、言葉が生まれます。身体訓練、空間意識の表現、動きのしくみを体験し、身体表現のおもしろさと可能性を探ります。

【授業計画】
 1. 身体を知る
 2. 五感を知る
 3. 身体と心のつながりを体験する
 4. 身体と心を解放する
 5. イメージを動きにする
 6. イメージを伝える
 7. 言葉によらない表現を考える。 
 8. パントマイムの基本動作 :「固定」と「移動」
 9. パントマイムの基本動作 :「同化」と「力の運動」
 10. 集中と解放を体験する。
 11. 三つの「みる」:「見る」「観る」「看る」
 12. 自然との対話
 13. 物との対話
 14. 作品を作る
 15. 作品を発表する

これまでの関連記事
・清水きよしさんの公演(2015年5月12日)
・阿佐ヶ谷でパントマイム(2014年11月29日)